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機能樹脂部
マテリアル本部
アルミニウム触媒PET樹脂

PETのリサイクルを推進する新しい材料

イワタニは、リサイクル特性に優れたアルミニウム触媒PETを2016年より日本市場で販売開始しました。
東洋紡株式会社の技術であるアルミニウム触媒PET樹脂重合技術を、世界最大手のPET樹脂メーカーであるIndorama Ventures PCLが技術導入(ライセンス化)し、生産を行っています。
商品特性

優れたリサイクル性(高Ⅳ保持率、低色調変化)

アルミニウム触媒PETは溶融時に高い熱安定性を発揮する為、リサイクル時の熱処理による色調変化や物性変化が発生しにくく、マテリアルリサイクルを推進する材料として適しています。
窒素置換を行い300℃×2時間の熱処理を行った実験において、アルミニウム触媒PETはほとんど熱劣化が見られず透明性を維持できることが分かりました。

また、シリンダー温度290℃、金型温度10℃の条件でプレート成形を行い、IV保持率を測定する実験において、アルミニウム触媒PETはIV値劣化がほとんど見られないという結果となりました。(Indorama Ventures PCL同工場で製造された各触媒PET樹脂比較)

従来のPET製品は主にシートや繊維用途にリサイクルされており、熱劣化の影響でリサイクル可能な回数も限定されていました。
一方でこのアルミニウム触媒PETは、高い熱安定性により、成型性や透明性を求められる清涼飲料水等のボトルリサイクルに適しており、ボトルtoボトルの取り組みを後押しします。また、繰り返しリサイクルしても熱劣化が発生しにくいことから、リサイクル可能回数も従来品と比べて多い為、資源の有効活用を推進することができます。


環境適性

アルミニウムは、環境負荷が低い材料の1つです。環境問題に関心が高まる中、環境・人体への負荷の少ないアルミニウム系触媒を使用することで、持続可能な原料調達を実現します。

低オリゴマーにより金型・ライン汚れを軽減

アルミニウム触媒は、溶融時のオリゴマー発生が少なく、成型品の透明性を向上させるだけでなく、生産ラインへのオリゴマー付着を低減することができます。生産ラインの清掃頻度を減らすことにより、生産性の向上を後押しします。

PETボトル9,500本成型後金型汚れ比較


アルミニウム触媒PETを使用
(金型へのオリゴマー付着が少ない)

その他触媒PETを使用
(金型へのオリゴマー付着による汚れあり)